日隈市議は6月18日、「コロナ禍で議員もリモートワークが必要になった」と切り出し、Chatwork(チャットワーク)を使った議員間のコミュニケーションを提案しました。
日隈市議はスライドで説明し、Chatworkを使ったリアルタイムのやり取りも議員全員に見てもらいました。
LINEとの違いは?
LINEも、連絡事項や資料などのやり取りをします。基本的にはChatworkも同じです。
多くの人は、LINEは仕事で使うよりも、個人的な用事で使う方が多いのではないでしょうか。ごちゃ混ぜになっています。
Chatworkは、仕事に使えるように開発されたもの。そこに使いやすさがあります。
K市議が「グループでの情報共有とか、意見交換で有効だと思う。2、3人だと画面も見やすいが、たとえば20人が意見交換すると画面が見づらい。それを取りまとめることも難しくなるのではないか」と質問。
日隈市議は「Chatworkは、キーワードでメッセージを検索することができる。以前やったやり取りを調べたいとき、キーワードで検索することができる。LINEは検索できない。画面をスワイプして探さないといけない」とLINEとの違いを説明しました。
緊急時に集まらず、政策や方向性を決めるのは難しい。
K市議が「仮に議会が災害で使うとすれば、情報伝達だけではなく、政策や方向性を決めたりする。緊急時に集まらず、決定するのは難しいのではないか」と質問。
日隈市議は「政策研究会で、公共交通のことを分担して調べた。たとえば、調査を集まらずにやって、公共交通の政策を決定するときに集まる。Chatworkを効率的・効果的に会議を準備する手段として使ったら良いのではないか」と提案しました。
Chatwork最大の特徴はタスク管理
Chatworkの最大の特徴のひとつが、やるべきことを管理する機能を備えていることです。
I市議は「Chatworkをよく使っている。誰にいつまでにこれをやってもらうという指示出しができる。災害が起きて登庁できないとき、データを送って、それに対する返信をいつまでにということが指定できる。意思決定においても、Zoomとか他の手段で遠隔でできる」と、積極的に活用することを提案しました。
セキュリティーは大丈夫か?
M市議が「コミュニケーションツールは、今後こういう状況が続けば必要と思う。心配するのは、プライバシーやセキュリティーの問題。セキュリティーがどのように確保されているのか」と質問。
日隈市議は「LINEを使っていて、間違って資料とか写真とかを予期せぬ相手に送ったことがある。自分が失敗して情報漏洩。LINEの『なりすまし』にもあった。幸い、実害はなかったが‥」「Chatworkなどビジネスツールでは、無料で使っていてもセキュリティーが高い」と説明しました。
本格的に議会で使う場合は、有料プランでさらにセキュリティーの高いものを使うことを提案しました。